福岡県 行橋市立長峡中学校【インタビュー有り】

導入製品

AOI-SPCM-WS

設置時期:2016年2月

 

 

 

「教師が電源をONしたくなる」ICT環境

~よりよい授業を求めて~

福岡県の東部、北九州市の南側に位置し周防灘に面した行橋市。平成27年度よりICT導入のモデル校に選定された「市立長峡中学校」では、よりよい授業をめざし、教師1人1台のタブレット端末(iPad)や黒板上のスライドレール式プロジェクター(AOI-SPCM-WS)が整備されている。
導入後わずか2ヶ月足らずの間に、既に多くの教師が活用を始めている。

 

自分や友達のノートや解答が目の前で教材化される

国語では、教師がiPadを手に持ち生徒の解答用紙を写真に撮り、瞬時にプロジェクターに投影する。それを教師が解説しながらクラス全体で考えを深めていく。自分や友達が書いた解答が目の前で教材化されることで、生徒の意欲や関心が高まり、より集中して学習に臨む姿が見られる。

 

見やすい、分かりやすい

数学では、プロジェクターの電子黒板機能と電子ペンを活用。数式は黒で書き、ポイントは赤や青と色を変えて書き込まれていく。従来の黒板よりも文字の明暗や色がハッキリと映り、多くの生徒が「この方法になって見やすくなった」「分かりやすい」と答えている。

 

どの学校にも、この環境を整備してほしい

理科では、実験のポイントを解説したり、実験の様子を動画で撮影して拡大提示している。文字や映像を交えながら、生徒の理解を促すように工夫されている。
英語では、スライド教材や手書きの英文が提示され、テンポよく授業が進められている。板書時間は短く、思考したり発表する時間は長くなり、生徒との対話も弾む。地域の中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の先生は「他の学校にもこの環境を整備してほしい」と話す。

 


 

福岡県行橋市立長峡中学校 技術科 入江義幸 教諭にインタビューにお答えいただきました。

 

「教師が電源をONしたくなる」シンプルで合理的、使いやすいICT環境

教室に電子黒板を導入するにあたり、どのような環境であれば日常的に使われ、授業改善に繋がるのかを考えた。利用者が環境に合わせたり、研修を受けなければ操作方法が理解できないようでは、使い始めるまでに時間がかかり、活用が継続するのかも不安だ。

 

「誰もがすぐに活用できて、その上で効果が実感できる」そういう環境を整えたかった。

 

今回、教師にiPadが配布され、教室の黒板上に、「スライドレール式プロジェクター(AOI-SPCM-WS)」が設置された。iPadの画面は、AppleTVを経由して無線で簡単に映写できる。
この環境が整備された途端「使いたい」と言って教師が電源をONにした。その後は研修会を開くこともなく、多くの教科で活用が進んでいる。

 

教科によって板書は異なる。国語などの縦書きの教科、数学や英語などの横書きの教科があり、また担当する教師によっても黒板の活用方法は様々だ。プロジェクターの設置場所を固定してしまっては、教師の多様な板書のイメージを生かせない。

 

今回導入したアオイのスライドレール(AOI-SPCM-WS)は、プロジェクターの映写位置を自由に変えることができる。とてもシンンプルだが合理的で、何よりも使いやすい。教師が胸に秘めている「もっといい授業がしたい」というストレートな想いに柔軟に対応できる環境が整った。

 

これから、授業改善がさらに進み、子どもたちの未来に繋がっていくことを期待している。

 

 

インタビューはPDFでもご覧いただけます。

 

 

社内担当:東京支店 教育ICT(1026)

導入製品

  • プロジェクター壁面スライドタイプ

    AOI-SPCM-WS