電子黒板の選び方
既存教室をICT環境へ
プロジェクター型電子黒板が選ばれる理由
普通教室に最適な電子黒板を選択
電子黒板の中で、「プロジェクター常設型」が普通教室に最適。準備の手間もかからず、大画面で板書との併用が可能な「プロジェクター常設型」なら、現場での活用率も高まります。
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ボード型 |
TV型 |
プロジェクター常設型 |
画面サイズ 80インチ程度が望ましい |
メーカ-種類によって 60~80インチ |
メーカ-種類によって 40~80インチ |
プロジェクターを黒板映写すれば80インチ程度 |
普通教室への適正 板書との併用に適しているか |
不向き |
不向き |
普通教室向き |
正面黒板の脇に設置せざるを得ない。 →普通教室の正面スペースを圧迫 |
正面黒板の脇に設置せざるを得ない。 →普通教室の正面スペースを圧迫 |
- ・正面黒板に映写。
- ・「湾曲補正機能」で曲面黒板にも対応。
- ・正面黒板の活用を主体にした、授業に最適
(板書計画との共存可能)
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準備の手間 |
配線・キャリブレーションが面倒。 |
- ・TVの電源を入れるのみで準備は楽。
- ・キャリブレーションも不要。
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- ・常設なら操作BOXの電源を入れるのみで準備は楽。
- ・キャリブレーションも不要。
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コストパフォーマンス 「活用率が高いか」 |
準備が面倒、黒板を遮る事を考慮すると、活用率は低い。 |
授業時、黒板を遮ることを考慮すると、活用率は低い。 |
黒板との併用がしやすい事、準備が楽なことから活用率は高い。 |
導入費用 中 |
導入費用 高 |
導入費用 中 |
電子黒板プロジェクター常設型にすることで
学校・教室内の様々な課題を解決!
課題1:電子黒板の活用率が向上
- ・機器構成がシンプルで、先生が使いたい時に活用できるため、 電子黒板(プロジェクター)を触る機会が多くなり、機器活用率が向上する。
- ・TV型やボード型のように教室内に場所を取らないため、邪魔にならない。
- ・ユニット型や、ボード型には欠かせなかった配線・キャリブレーション(位置合わせ)などの設定が不要で、スムーズに授業で使用できる。
課題2:映像と板書を併用してこれまでと同じスタイルで授業ができる
- ・黒板にプロジェクターで映写して授業をするため、従来の授業計画や板書計画に馴染みやすく、現場の先生にとっては授業に取り入れやすい。
- ・「スライドレール式」でプロジェクターを設置することで、左右中央と自由に映写が可能になるため、板書との併用がより柔軟になる。
- ・黒板の替わりに「板書・映写兼用ホワイトボード」を導入することで、マグネットスクリーンを貼る手間が省ける為、よりスムーズにプロジェクターが活用できる。
課題3:生徒の関心や発表意欲が向上。議論が活発化。
- ・図や表、動画などを視覚的に表現し、全員で共有できるため、生徒の関心や発表する意欲が向上。
- ・グループ学習の成果発表や、先生・生徒間の議論が活発化しやすい環境へ。
- ・「スライドレール式」でプロジェクターを設置することで、左右中央と自由にプロジェクターでの映写が可能になり、視覚情報をより平等に伝えられるようになる。
プロジェクター設置方法の選定
教育現場での課題解決のために、電子黒板の最適な設置方法を選定する。
「スライド式」は、以下のようなメリットがあります。
- ・視覚情報がより平等に伝わる。
- ・板書計画がより柔軟に立てられる。
- ・日照時間や教科・授業スタイルによる制約が少ない。
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壁固定式
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スライド式
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興味関心を高める |
図や表を大画面で表示して、生徒の関心を引きます。 |
図や表を大画面で表示して、生徒の関心を引きます。 |
視覚的に理解させる |
図や表を視覚的に捉えさせて理解を促します。 |
図や表を視覚的に捉えさせて理解を促します。 →視覚情報がより平等に伝わる。 |
板書との映像提示の併用 |
黒板/ホワイトボード面の固定箇所に映写。 |
教科や先生の授業スタイルに合わせ、黒板面の好きな箇所に映写。 →板書計画がより柔軟に立てられる |
板書時間の削減 |
板書の手間が減り、生徒との対話が増える。 →生徒の積極的な発表に繋がる。 |
板書の手間が減り、生徒との対話が増える。 →生徒の積極的な発表に繋がる。 |
導入時の注意点と コストパフォーマンス |
映写位置が固定される為、設置箇所は事前打合せが大切。 例1:外光が邪魔でプロジェクター画面が見えづらい日照時間帯もある。 例2:固定箇所によっては、各先生の活用にもバラツキが出る。 |
左右中央と映写位置を自由に選べるため、日照時間帯や教科・各先生の授業スタイルによる制約が少ない。 →より活用しやすい。
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授業に最適なプロジェクター設置方法のポイント!
POINT1:スライドレール式でプロジェクターを設置する。
「スライドレール式プロジェクター常設型」は、固定タイプとは違い、映写位置に制限がないため、映像を左右に移動させて自由に書き消しできるのが最大の特徴です。
スライドレール式を採用すると、以下のメリットがあります。
- ・視覚情報がより平等に伝わる。
- ・板書計画がより柔軟に立てられる。
- ・日照時間や教科・授業スタイルによる制約が少ない。
教育現場での課題解決には、「スライドレール式プロジェクター常設型」の設置が最適です。
POINT2:映写兼用ホワイトボードに写す。
一般的に、プロジェクターはスクリーンに映写しますが、スクリーンは黒板に貼りつけて使うと、チョークの粉で汚れてしまったりと、メンテナンスに手間がかかります。
「映写兼用ホワイトボード」を採用すると、以下のようなメリットがあります。
- ・スクリーンを貼る手間が省け、授業準備の時間をカット。
- ・映像をどこにでも映写できる。
- ・耐久性(10年以上)に優れている。
- ・チョークの粉が出ないため、教室内が汚れない。
プロジェクターで映す際は、「映写兼用ホワイトボード」を併用する事で、より快適な授業環境が整います。
プロジェクター取付金具を選定
「安全性」・「コストパフォーマンス」に優れた取付金具を選定する。
電子黒板機能付きプロジェクター取付金具「AOI-SPCMシリーズ」は、「安全性」・「コストパフォーマンス」において、メーカー純正金具より優れています。
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AOI-SPCMシリーズ |
メーカー純正金具 |
耐荷重 |
壁面への固定設置の場合、最大耐荷重933kgfまで破壊検査にて試験済。※壁の構造・強度によって現場での耐荷重は増減します。検査は、アームの根元で圧縮荷重を加えています。 |
破壊検査結果の公表は特になし。 |
安全基準 |
第三者機関の安全取付検査基準に準拠した、設計及び施工基準を採用。 |
第三者による取付け後の安全検査規定はない。 |
AOI-SPCMシリーズの
コストパフォーマンス
プレート交換のみで、プロジェクターの機種交換が可能。
プロジェクターアームの再取付け費用は発生しません。
安全な施工を実施するためには、「現場調査」→「施工管理」→「安全検査」→「保守・定期点検」の各体制と実績が揃っている施工業者の選定が必要です。
特に、既設教室(黒板)にプロジェクター型電子黒板を施工する際、既設黒板の形状により施工方法が異なります。
そのため、施工前に現場調査を実施して、適切かつ安全な施工方法を選ぶ必要があります。
施工の流れ
- 1.現場調査時
- 施工前の現場調査を各教室で実施。現場調査の結果に基づき、施工方針を決定します。「壁の構造」や「黒板の仕様・取付け状況」に応じた適切な判断が必要です。
- 2.施工実施時
- 電子黒板の適切な設置には、「黒板JIS規格」「内装仕上げ業」「電気工事業」「電気通信工事業」の各資格を持った施工管理体制が求められます。
青井黒板製作所の施工実績:国内6,000教室以上の電子黒板施工実績
- 3.安全体制
- 検査実績が豊富な第三者機関によって、施工後の取付安全検査を実施。
- 4.保守・定期点検
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- ・故障時の保守対応窓口
- ・故障時の訪問、修理対応
- ・プロジェクター取付け後の定期的な安全点検、他
安全検査と保守・定期点検
- ・プロジェクター設置の施工品質を確保する為に、第三者機関によって定められた検査基準に沿って、引き渡し前に安全検査を実施。施工品質の管理を徹底します。
- ・プロジェクターを継続して安全・安心に使っていただくために、「保守・定期点検サービス体制」を整えています。
東京都立高校 全188校 各普通教室に導入
- ・「プロジェクター常設型」を採用し、機器の準備にかかる手間を大幅に簡素化。
- ・プロジェクター設置工事の安全に配慮して、他の自治体に先駆けて、第三者機関による「プロジェクター安全取付検査」を採用。
接続ボックスの電源を入れ、
ケーブルを挿し込むだけで簡単に準備ができる。
第三者機関による「プロジェクター安全取付検査」を約3,800教室で採用。
電子黒板 導入の背景
- ・各普通教室に「ユニット型」が配備されていたが、準備が手間な事や湾曲黒板が多く、活用が進まなかった。
- ・機器の準備を簡素化するために「プロジェクター常設型」を導入。
- ・プロジェクター設置工事の安全に配慮して、「プロジェクター安全取付検査」を採用。
- ・大画面でかつ湾曲黒板にも対応。
東京都新宿区内小中学校 全39校 各普通教室に導入
他の自治体に先駆けて「プロジェクター常設型」と「板書・映写兼用ホワイトボード(映るんボード)」を採用。板書と映像提示がより一体化。
プロジェクターの電源を入れるだけで、
ホワイトボードに映写可能。
板書・映写兼用ホワイトボード「映るんボード」は、映像を鮮明に写します。
教師の創意工夫を生かせるように、板書と映像提示が一体化させます。
電子黒板 導入の背景
- ・「誰もが、いつでも、簡単に使用できるICT環境」を目指し、そして教師自身の創意工夫を生かすことができるよう、区独自に「新宿版教室のICT化」を考案。
- ・他の自治体に先駆けて「プロジェクター常設型」と「板書・映写兼用ホワイトボード」を採用。
- ・マグネットスクリーンを必要としない「板書・映写兼用ホワイトボード」にすることで、板書と映像提示がより一体化した教室環境を整備。
千葉県柏市内小学校 全41校 各普通教室に導入
- ・他の自治体に先駆けて「スライド式プロジェクター常設型」を導入。
- ・黒板面の左右中央と好きな位置でプロジェクターの映像提示が可能。
- ・プロジェクター設置工事の安全に配慮して、第三者機関による「プロジェクター安全取付検査」を採用。
板書と映像提示の併用がより柔軟になり、
プロジェクターの活用がさらに高まる
各生徒の見やすい位置で映写ができ、視覚情報がより平等に伝わる。
電子黒板 導入の背景
- ・柏市では、40型のTVを各教室に配備していたが、画面が小さいことから、活用が進まなかった。
- ・ユニット型の配備も一部あったが、準備が手間な事や湾曲黒板が多く、こちらの活用も進まなかった。
- ・機器の準備を簡素化するために「プロジェクター常設型」を検討。
→黒板との併用を重要視して、「スライド式プロジェクター常設型」を導入。
- ・大画面でかつ湾曲黒板にも対応。
- ・プロジェクター設置工事の安全に配慮して、「プロジェクター安全取付検査」を採用。
墨田区内小中学校 各普通教室に導入
- ・他の自治体に先駆けて「スライド式プロジェクター常設型」と「常設型無線LANユニット」を導入。タブレットと板書、映像提示がより一体的に運用可能。
- ・プロジェクター設置工事の安全に配慮して、第三者機関による「プロジェクター安全取付検査」を採用。
黒板・超短焦点電子黒板機能付きプロジェクター・タブレットを使い、
「調べ学習」の成果を発表。生徒の発表意欲を高める。
電子黒板 導入の背景
- ・墨田区では、TV型やボード型などの電子黒板も検討したが、最終的に、「スライド式プロジェクター常設型」を導入。
- ・黒板と映像提示の併用を重要視して、「スライド式プロジェクター常設型」を導入。
- ・各教室にタブレット端末と無線LANユニットを常設し、電子黒板とタブレット活用の推進を目指す。
- ・プロジェクター設置工事の安全に配慮して、「プロジェクター安全取付検査」を採用。