黒板の定期点検・検査

早めの点検・修理で、
故障・事故を未然に防ぎましょう

なぜ検査が必要?

2014年12月25日及び、2015年3月16日に、神奈川県内の公立小学校2校において、教室内の「上下可動式黒板」が脱落し、それぞれ児童一名が負傷する事故が発生しました。
これについて、文部科学省から「※既存学校施設の維持管理について」という事務連絡があり、各学校設置者に対して、改めて維持管理の重要性を学校現場と十分に共有すると共に、施設の劣化情報等を点検し、必要に応じて適切な措置を講じるよう、求めています。

参考(概要)
平塚市役所WEBサイト/黒板傾倒による負傷事故の発生(平成27年3月16日掲載分)
文部科学省WEBサイト/既存学校施設の維持管理について(上下可動式黒板の脱落事故)事務連絡 平成27年4月10日
「黒板の定期検査」
学校環境衛生管理マニュアル 「学校環境衛生基準」の理論と実践[平成30年度改訂版](P114)に
B 検査方法等の解説 (5)黒板面の色彩 ①検査回数に「毎学年1回定期に行う」と記載されています。
参考:文部科学省WEBサイト

お使いの黒板・ホワイトボードに、
このような症状はありませんか?

  • 既存黒板の額縁固定ビス等の緩み・ガタツキ
  • ギヤー固定箇所の緩み・ガタツキ
  • 昇降式黒板のチェーンがスムーズに動作しない
  • 昇降式黒板のレバーが重く感じる
  • 板面を昇降すると、音がする
  • 黒板が光って文字が見えにくい
  • 板書の際にチョークが滑って書きにくい
  • 板面の文字が消しにくい(粉が残る)

黒板のどんなところを
チェックするの?

故障例

製品 :
アルミ枠スチールグリーン上下黒板(無地)
現象 :
縦枠と横枠の樹脂ジョイント部分、四隅全てに「割れ」が発生。板面にも劣化が見られる。
仕様 :
既存のコーナーパーツは古い型のもの。内部に金属製の補強が入っていない。
原因 :
可動式黒板の為、年数経過の負荷に耐えられなくなったものと思われる。
判定 :
以上の結果より、既存黒板を取外・再取付、再度利用し続けることは危険な状態。
処置 :
安全性と操作性を考慮し、①補強材が入ったコーナーパーツの枠への交換、②板面の交換をご提案致します。

また、昇降タイプの黒板の調子が悪くなった際は、裏面に設置されているUDメカの調整が必要となる場合がございます。
※判定、処置は一例です。場合により方法は異なります。

当社にご相談ください

製品の取付け状況の確認や、「黒板検査色票」・「鏡面光沢度計」・「目視」・「チョークののり」・「触った際の、感触(ざらつきなど)」等で調査致します。その後、適切な改善方法についてご提案いたします。

黒板検査用色票が新しくなりました。

文部科学省「学校環境衛生基準」による黒板管理の色票です。 1枚5,000円で販売しております。
(株)青井黒板製作所の各拠点、又は発行元の「全国黒板工業連盟」にてご購入ください。

黒板の取替え方法「リボード(貼り増し)」

  • 1.新規の黒板貼り付け。

  • 2.四方アルミ枠取り付け。枠や粉受けは再利用。

  • 3.完了

  • ※昇降式黒板(UDスライダー)の場合は、リボード(貼り増し)はできかねます。固定式のみとなります。
  • ※昇降式黒板(UDスライダー)は、板面を取替えとなります。
  • ※リボードをしても、マグネットは変わらずご利用いただけます。
リボードのお問い合わせにつきまして
お見積りの際には、枠の種類(アルミ枠、木枠、樹脂枠)、板面サイズ、枚数、該当の教室の階数をお知らせください。
現場調査につきましても、お気軽にご相談ください。

→ 定期点検のご案内(PDF)

→ リボード(黒板の貼り増し)とは?(PDF)